[動画] 3D Slicer: Watershed法によるセグメンテーション、サーフェスレンダリング

動画の概要

この動画では、X線CT等で撮影した3相が混合したデータを想定して、フリーの3次元画像処理ソフトウェアである3D Slicerを用いて、Watershedセグメンテーションを行う方法を説明しています。WatershedをSegmentation Editorで使うためには、最初に拡張機能をインストールする必要があります。インストール後、Segmentation Editorを用いて、2値化を行い、Watershedの塗り広げの開始点となるマーカー画像を作成します。2番目の輝度値をもつ相は、2値化の際に1相、3相との境界を含んでしまうので、Marginツールで収縮処理を適用します。その後、Watershedにより隙間を埋めます。最後に、サーフェスデータを生成し、透明度を調整しながら可視化する方法を説明しています。

ポイント

  • SegmentEditorExtraEffects拡張機能をView>Extension Managerからインストールして、3D Slicerを再起動する
  • Gaussian Blur Image Filterでノイズを除去する
  • Segmentation EditorのThresholdツールとMarginツールで3相のマーカー画像を作成
  • Segmentation EditorのWatershedツールで隙間を埋める
  • Dataモジュールで、Create closed surface representationをクリックすると、サーフェスレンダリングが表示される
  • Edit propertyから進んだSegmentationメニューで、Opacityを調整して、不透明度を調整する